たくさんの皆様にご贔屓にして頂いております、
只今精工堂で開催中の“大創業祭”^^

 

 

「おかげ様で、当店は今年で創業67周年になります!」

 

 

精工堂は、私の亡き祖父が創業しました。

生前祖父から聞かせてもらった話を思い出しながら、
今日はちょっとしたエピソードを書かせて頂きたいと思います。

 

 

『祖父が小学校五年生の頃に、近所にあった時計屋さんの
修理する姿を見て興味を持ちそれに憧れ、時計屋になりたいと
思ったのが始まりだそうです。

その後、当時の高等小学校卒業と同時に15歳の時に
山形市のある時計店に弟子入りをしました。
その契約期間は6年間、その後ある程度一人前に
近づいてからの6ヶ月の礼奉公を含み、無償を条件として
住み込みをさせてもらう事になります。

当時、戦時中だったため、礼奉公が終わった途端に
軍隊の召集令により軍隊に入隊し、1年8ヶ月間軍務に服しました。
多くの戦友を亡くしましたが、自分は幸いにして生還。
戦後1ヶ月間の残務整理を経て9月15日に復員。

翌日の16日の一日休んだだけで、幸い弟子入り時に
時計の技術を習得していたため、翌17日から
営業(修理)を始めるに至ったそうです。

これまで家族孝行を何一つしてこなかったため、
自分を弟子入りさせてくれた親や兄弟への恩に
どうにかして報いなければという気持ちが強く、
今度は自分の番だと言い聞かせ、
新しい大きな希望を胸に商売に励みました。

この気持ちが初心だそうです。』

 

 

生前祖父に何度となく言われた基本精神、

    

“商売のモットーは誠実である事”

   

これからもずっと受け継いでいきます!