1月31日。

 

 

世間的には『愛妻(あいさい)の日』なのだそうですね?!

 

先ほどお客様から聞いて初めて知りました(^_^;)

 

 

亡くなってから今年で早16年になりますが、

私にとって1月31日は祖父の誕生日という

想いが何と言ってもやはり強いですね^^

 

 

さて、これまで祖父のことは事あるごとに

当ブログでも色々と取り上げてきました。

 

その中で“精工堂の創業者”であったり

“商売や時計を愛してやまなかった人”などと

どちらかと言えばカッコ良く表現してきましたが、、、

 

今回はあえて“私を三代目にしてしまった人”という

これまでとは違った観点で話を進めてみようと思います(笑)

 

 

遡ること約40年前、私の運命は祖父によって

私が生まれる前から勝手に決められていた・・・?

 

私の中では物心が付いた時からという印象ですが、

我が家に男の子が誕生したら精工堂の三代目だと

両親はかなり言われ続けていたようですね。。。

 

 

今現在小学3年生の長男を見ていて、その当時の自分って

一体どんな子供だったのかとふと思うことが最近増えました。

 

学級委員には何があっても絶対になりたくない、

極度のあがり症で授業中絶対に挙手したくない、

とにかく何も起きなければいいと思って生きていました。

 

正直、商売人としての器では全くありませんし

適性はゼロだったのではないかと感じます。

 

 

そんな私をあの手この手で熱心に口説き続けた祖父。

 

「お前は誠実だから商売人に向いている。」

 

そんな言葉にまんまと騙された・・・?(笑)

 

 

その答えはおそらく私が死ぬ時までわかりません。

 

ただ一つ言えることは、私自身は何も出来ませんが

日々感謝の気持ちを持って誠実に生きていれば、周りの方が

いつも助けてくださるということを切に痛感しています。

 

 

祖父の生前に家業を継ぐという道を私が選んだことは

祖父にも伝わってはいましたが、面と向かって

それを言ったことはおそらくなかったかもしれません。

 

自信がなかったことと照れもあってのことですが、、、

 

亡くなって16年経った今だからこそ言えることもあります。

 

何の取り柄もない三代目だけど、『誠実』だという

孫の人柄をちゃんと見てくれていて本当に有り難う<m(__)m>

 

 

商売をしていて、それが役に立っているというのを

最近になってやっと少しずつではありますが

わかりかけてきているような気がします。

 

「やればできる!」を人一倍臆病な私にだからこそ熱心に

教えてくれたのだと勝手ながらそう理解をしております。

 

 

もし生存していたら今日で97歳になっていました。

 

お誕生日おめでとう☆

 

 

祖父を心の中に生き続けさせてくれている皆さま、

衷心より感謝申し上げたいと思います<m(__)m>