本日1月31日は祖父の誕生日です。
もし生存していれば88歳になります。
数え年で言うと昨年が米寿だったんですね。。。
生前、祖父と私の関係はと言うと、創業者と三代目・・・
と言うよりは、ごく普通の祖父と孫という間柄だったように私は思います。
もちろん祖父は私の事を三代目として見ていたのは間違いないのですが。。。
当時、私は家業を継ぐのがどうしても嫌だったわけでは決してありません。
三代目として家業を継ぐように決めつけられるのが嫌だったのだと思います。
一種の反抗期のようなものでしょうか。。。
祖父の前では特に素直になれなくて、家業を継ぐ意志が固まってからも
何だか恥ずかしいような気持ちもあり、本人に面と向かって想いを伝えた事は
結局ありませんでした。。。
それは今でも心残りです。。。
お客様との会話の中で祖父の話題になる事が結構たくさんあるのですが、
とても興味があり聞き入ってしまう私がいます。
「あなたのおじいちゃんはとても騙し上手だったよ(笑)」
「あなたもおじいちゃんに騙されて(笑)商売を始めたの?」
なんていう冗談を交わす事もありますし、
「あなたのおじいちゃんは言葉数は少ないけど、
とても説得力のある人だったよ。」
「あなたのおじいちゃんに笑顔で挨拶をしてもらうと、
とてもあたたかい気持ちになったものだったよ。」
というようなエピソードを聞いたりする時は、自分の事のように不思議と
嬉しくもあり恥ずかしいような何とも言えない気持ちになります。。。
それはもちろん良い意味でですよ。
祖父と一緒に仕事をするという事は残念ながらできませんが、
お客様に祖父が創業した店で私が一生懸命になって働いている姿を見て頂く事は、
今更ですが創業者と三代目という関係が成り立っているという事なのかも
しれないですよね。。。
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